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生まれたばかりのメガロドンザメは、ほとんどの成体の人間よりも大きかった?

"赤ちゃんサメ "は全く新しい意味を持っています。生まれたばかりのメガロドンザメは、ほとんどの大人の人間よりも大きい超大型の魚だったことが、新しい研究によって示唆されている。

約2300万年前から250万年前の間に生きていた古代の海洋捕食者の成長速度を分析した結果、サメは体長約2メートルで生活を始めたと推定されると、研究者たちは1月11日付の『ヒストリカルバイオロジー』誌に報告している。

オトダス・メガロドンは、恐ろしい絶滅した捕食者のパンテオンの中でティラノサウルス・レックスと並ぶ存在だが、サメの生態についてはほとんど知られていない(SN: 8/10/18)。サメの骨格は化石化しにくい軟骨でできていたため、科学者たちが知っていることはほとんどが歯の化石から得られたものだ。例えば、シカゴのデポール大学の古生物学者、島田健秀氏らは以前、メガロドンの歯と他の古代および現代のサメの歯を用いて、この魚の成体長を少なくとも14メートルと推定した(SN: 10/5/20)。

今回の研究では、島田氏らは、メガロドンの椎骨という、さらに珍しい証拠を入手した。サメの骨格は軟骨でできているが、動物の背骨はカルシウム塩の堆積物によって硬くなり、強化され、化石化することができる。これらの脊椎骨には、魚がどのように成長したかを示す木の輪のような年輪も保存されている。

研究者らは、マイクロコンピュータ断層撮影と呼ばれる画像技術を用いて、1匹のサメから保存状態の良い3本の椎骨を調査した。これらの画像から46本の成長帯が確認できたことから、このサメは46歳の熟年まで生きていたことが示唆された。死亡時の体長は約9メートルと推定され、バンドの大きさから、毎年約16センチのペースで成長していたことがうかがえる。つまり、生まれたばかりのサメの体長は約2メートルで、生まれたばかりのサメでさえも海の中では恐ろしい敵になるには十分な大きさだと、科学者たちは結論づけている。

島田氏の研究チームは以前、メガロドンザメは、現代のいとこザメと同じように、胎内で孵化していない卵を食べていたのではないかと示唆している。その習慣が、世界に入る前から巨大な魚がこれほどの大きさになるのに役立っていたのかもしれない。